マッティー夫人 堀之内 川崎
この日はついてなかった。まずは、午前中なのに「午後の紅茶」を飲むというスベる行動をとってしまったこと。それから爪楊枝のフタを外したら、フニャフニャ過ぎて二度と元に戻せなかったこと。ダサい！最高にダサい！
よし！こんな時はスッキリしに行こう！川崎へ移動。お店の待合室にて。
隣には30歳くらいと思われるスリムな男前。香水のいい匂いを漂わせている。更には口臭にも気を使っているのか、神経質そうにフリスクを頻繁に食べている。ただ、残念ながら帰宅後に鼻毛が出てることに気がつくだろう。
斜め前には50歳くらいと思われるワイルドな西郷隆盛似のおっさん。無神経にボリボリとアソコをかいている。こんな無神経なおっさんは、かっぱえびせんを口の中で縦に噛んでしまうか、ポテチが歯茎に突き刺さってしまえばいい。
そんなことを考えているうちに案内される。担当は自宅に鹿の顔の剥製を飾ってそうな育ちの良さそうな嬢。
ちょっとだけ河合奈保子に似ている。ついついスマイル・フォー・ミーを口ずさんでしまった。
そんな彼女と濃い60分を過ごし、店を後にした。今度来る時は、かっぽう着をプレゼントしてみよう。間違いなく似合うだろうから。
