パラディシ paradisi 目黒 回春
目黒へ。金額的にも高級なマンションに違いないと思ったら、結構古いマンションだった。何だよ、大した事ないじゃないか!っと思い、見下した感じで店内に入るとかなり綺麗でビックリした。その空間はかなり拘りを持った内装で、簡単に言うとナルシストが住む部屋みたいな感じだ。
ユニクロとジーンズメイトでコーディネートされた俺みたいな者がここに居るのは場違いなんじゃないか?と一瞬だけ考えたが、そんなもんは知ったこっちゃない。それっぽい顔をしてたらいいんだ。小学生の時もそれっぽい顔をしてたら「頭良さそうだね」と言われたことがある。大丈夫だ。
車を運転する時は常に小指を立ててそうな店主にコース説明を受ける。車でバックする時は常にトラックの声のモノマネをする俺は、それっぽい顔をして説明を聞く。
それっぽさを出すために80分のコースではなく100分-17,000円のコースにしてみた。女性にはルイ・ヴィトンをプレゼントしそうな店主は「100分でよろしいですか?」と確認してくる。渡辺徹の「約束」を自分で歌い、テープに録音して彼女にプレゼントしたことのある俺はそれっぽい顔をして「はい」と答える。
店主との戦いに勝利した俺はセラピストの待つ広い部屋に案内される。担当は綺麗でスタイルも良い日本人セラピスト。脱いだ服も綺麗に畳んでくれて几帳面さが伺える。このセラピストは隅々まで掃除するタイプに違いない。そんな細かい気遣いをしてくれるセラピストに連れられて、友達が掃除用具入れのロッカーに隠れる時は扉を閉める役目だった俺はシャワー室へ。
シャワーを終えると部屋に戻り、うつ伏せになって施術スタート。軽めの指圧を早々に終えオイルマッサージが始まる。上半身から下半身へ。ふくらはぎ、太もも、鼠蹊部へと進むもここまでの際どさはそれほどでもない。しかし、施術の強さを常に気にしてくれる気遣いはさすがだ。自分が突然死んでしまったら、家に隠してあるエロ本はどうしたらいいんだ?と常に気にしている俺にとっては嬉しい限りだ。
両足が終ると足を広げるように言われ、鼠蹊部のマッサージが始まる。指先は徐々にタマにも触れるようになる。そして睾丸マッサージへ。もちろんアソコはMAX状態に。仰向けでも鼠蹊部や睾丸マッサージ、ツボ押しなどが続き、最終的には予想通りの展開に。
シャワー後はセラピストと談笑。「気をつけて帰って下さいね」と気遣って見送ってくれたセラピストを脳内でレイプしながら、それっぽい顔をして店を後にした。