合コン 渋谷
会社の後輩から合コンの誘いがあったのだが、この後輩とはあまりにも歳が離れているために躊躇していた。
そこで、うちの女性社員達に「LIPさんが日本のロックを変えたらしいよ」とか「LIPさんはオーバーヘッドキック上手いんだよ」とか、かっこいい噂を流してくれることを条件に承諾した。
渋谷の居酒屋にて3対3の合コン。
【女性A】
30代前半。顔は可愛いがファッションセンスなし。自宅の玄関には木彫の熊が置かれている可能性大。
【女性B】
20代後半。かなりプライドが高いと思われる。自分の後ろを歩く男を勝手にレ●プ魔だと思い込み、走って逃げるのが日課。
【女性C】
40代半ば。実年齢よりもかなり老けて見える。俺好みの熟女。袖がジュディオングみたいになっている。
【男性A】
会社の後輩。性格はいいがダサい。マジックテープの財布を持ち歩き、休日のドンキホーテでは上下ジャージ姿で買物をしている。
【男性B】
Aの友人。高学歴。高収入。ナルシスト。経験人数を過大申告するタイプ。個人的には「オ○ニーの後、毛に精●が絡まって手こずれ!」と思ってしまう。
【男性C】
LIP。早Low。マナカナとの二股を夢見る紳士。
以上のメンバーで会は進められた。
俺はターゲットを女性Cに絞込み、居酒屋の後は二人でカラオケに。
KANの「愛は勝つ」を熱唱し、ハートを鷲づかみすることに成功。そのまま低額所得者向けのホテルへ。
早Lowらしく低レベルな一戦を終え、お互いシャワーで体を流す。
俺は着替えを済ませ、部屋を出る準備をしていると熟女は化粧直しをしていた。その光景はまるでプラモデルの塗装だった。